略歴

2004年3月 関西医科大学卒業
2004年4月 関西医科大学卒後臨床研修センター 研修医
2006年4月 関西医科大学 腎泌尿器外科学講座入局 専攻医
2007年4月
  〜2009年3月
出向
2009年4月 関西医科大学附属病院 腎泌尿器外科 病院助教
2010年 産休、育休取得
2010年9月 短時間勤務正職員として復職
2012年 産休、育休取得
2012年9月 短時間勤務正職員として復職
2013年9月 関西医科大学附属病院 腎泌尿器外科 助教
2015年4月 大学院進学
2019年3月 大学院卒業 医学博士取得
2019年4月 関西医科大学附属病院 腎泌尿器外科 助教

プロフィール

 医学博士
 日本泌尿器科学会専門医・指導医
 泌尿器科da Vinci Si支援手術教育プログラム修了
 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
 日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医

1日のスケジュール

AM 5:00 起床 朝食、お弁当作り、洗濯などの家事
7:00 出発
7:50 カルテチェック、病棟回診から仕事開始
PM 病棟、手術、外来、ほか
17:00-18:00 仕事を終えて家路につく
18:00-19:00 帰宅
19:00-21:00 夕飯、炊事洗濯などの家事
子供の宿題をみる
塾にお弁当を届ける、お迎え
入浴
21:00-22:30 子供たち就寝
24:00 家事、調べものなど仕事関係

仕事と生活の両立について工夫していること

 PCに限らずスマホからでも通勤中など少しの空き時間に学内のintranetにアクセスし、図書館から文献検索を利用しています。学外からでもアクセスし、文献や教科書に目を通し勉強できるのはすごく助かります。家では、食洗器、ネットスーパーなどを活用。また、週2回だけですが、家政婦さんに食事を用意してもらっています。
 工夫ではありませんが、みんなとWin-Winの関係を築けるように周りにも配慮することを心掛けています。

女性医師として働くことについて

 私はよく仕事と家庭を両立していると言われますが、私自身はいつもこの言葉に違和感を覚えます。果たして仕事も家庭も両方成り立っているのか?人によって考え方はそれぞれだと思いますが、私にとっては仕事も家庭もどちらも満足がいく状態では有りません。子供たちはそれぞれ違った個性、自我をもっており、一筋縄にはいかないことばかりで、思い通りに物事が運びません。仕事については、妊娠するまでは誰にも負けないくらい朝早く病棟に行って仕事をはじめ、遅くまで残って頑張っているという自負がありました。現在はフルタイムで勤務しているものの、子供がいますので以前ほど早く仕事をはじめ、夜遅くまで残ることができませんし、自分の理想とするところにはなかなか辿り着けない状態です。しかし、そんな中でも「ママ、頑張れ~」と子供たちも応援してくれ、みんなにサポートされながら患者さんの治療にあたれることに喜びを感じています。子供たちはすぐに成長してしまうので、子供たちとの時間をできるだけ大切にしつつ、その時々で自分が出来る仕事を頑張っていきたいと思っています。

女性医師へのメッセージ

 女性医師といっても進む科が違えば仕事内容も異なり、家庭環境も異なります。それにより働きやすさも変わってくると思いますが、細々とでも仕事を続けることをお勧めします。完全に仕事から離れてしまうと、復職するハードルが気持ちの面でも知識・技術的な面でも高くなってしまうからです。医師という仕事は、年をとっても自身のスキルアップや大きな達成感を感じることができる、自己肯定感を与えてくれる仕事だと思います。自分自身のためにも、医師になるまで支えてくれた人たちへの恩返しのためにもぜひ医師の仕事を続けてほしいと思います。