担当学会、研究会のご紹介
当講座が担当している学会や研究会をご紹介します。
ナビ研究会
耳鼻咽喉科ナビゲーション研究会は、友田幸一先生(現関西医科大学学長)が金沢医科大学教授時代、当時最先端の手術支援器機であったナビゲーションシステムを耳鼻咽喉科手術に導入され、さらに発展させる目的で設立した研究会です。
平成11年11月3日に第1回総会が金沢市で開催され、以後17回を数え現在に至っている(名称は耳鼻咽喉科手術支援システム・ナビ研究会と変更)。本研究会は、ナビゲーションシステムの全国への普及と、保険点数としてナビゲーションの使用が加算された点において多大な功績があったと思われる。今後はナビゲーションの更なる応用として、手術教育指導面への展開を試みている。
耳鼻科ニューロサイエンス研究会
「耳鼻咽喉科ニューロサイエンス研究会」の前身は、昭和58年に発足した「頭頚部自律神経懇話会」、昭和62年に改称された「頭頸部自律神経研究会」であり、山下敏夫教授(現理事長)が全国規模の会として設立され、耳鼻咽喉科・頭頸部領域の自律神経、神経伝達物質、レセプターなど生体のホメオスターシス維持に関する研究成果を発表する研究会として活動していました。
その後の基礎、臨床科学のめざましい進歩により、研究分野、内容が様変わりし、これまでの研究会名称では領域が反映されなくなったため、平成24年に「耳鼻咽喉科ニューロサイエンス研究会」と改称されてからは、耳鼻咽喉・頭頸部ならびに関連する領域の神経組織・生理・薬理・生化学・免疫、分子生物・遺伝などの生体のホメオスターシス維持に関連する機構の基礎的、臨床的研究の推進と若手研究者の育成を図り、会員相互の交流親睦を促進することを目的として開かれています。
関西耳鼻咽喉科アレルギー懇話会
関西医科大学耳鼻咽喉科同門会では会員のための勉強会ならびに総会後援会などが開催していました。そのときの話題は主として日常診療に関連したものが中心になっていました。そこで少しニュアンスを異にし、当時大学附属病院が特定機能病院になったこともふまえて、進歩する高度先進医療の中のホットな話題を取り上げ、教室員を中心に同門会の先生方にも情報提供しようという主旨から関西耳鼻咽喉科臨床懇話会は平成7年に発足しました。
教室、同門会ならびに製薬メーカーの共催により、教室からの講演と外部よりの特別講演で構成され、年一回原則3月第1週の土曜日に開催されています。
幹事:北尻 雅則