系統的学習会は、「正確な知識とスキルを習得し、自信と自覚のもとに臨床看護実践におけるリーダーシップが取れる人材を育成することにより看護実践の質の向上を図る」ことを目的として開催しています。系統的学習会修了者には修了証が発行され、受講者が各職場で、専門的知識や技術を広めて、役割モデルとして活動できるよう支援していきます。全12コース70回以上実施する予定です。
系統的学習会、専門・認定看護師研修一覧
目的:がん看護の基本的知識を習得し、がんの治療を知り患者の症状アセスメントができる
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | がんとがん患者の理解 | がん専門看護師 | 1回 1時間 |
2 | 包括的アセスメント レベルⅠ | 緩和ケア認定看護師 | |
3 | がん化学療法と投与管理における基礎知識① | 緩和ケアリンクナース | |
4 | がん化学療法と投与管理における基礎知識② | 緩和ケアリンクナース | |
5 | 放射線療法看護の基礎 | ||
6 | 事例検討会 | がん専門看護師 |
目的:がん看護の経験が3年以上あり、がん看護の実践モデルとなる
:所属する主要なチーム職種と連携ができる
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | 苦痛のスクリーニングについて、緩和ケア | 緩和ケア認定看護師 | 1回 1時間 |
2 | 包括的アセスメント レベルⅡ | ||
3 | 事例検討会 | ||
4 | 医療者の心のケア |
目的:在宅移行期の患者・家族の療養場所・時間的な変化を知り、退院後の生活を捉えた支援ができる
:在宅ケアに必要な社会資源について学び、患者・家族の適応を促進するためのケアプランニングができる
:適切な在宅移行支援により疾患の悪化防止や異常の早期発見ができ、患者の自立に向けた看護が提供できる
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | 社会資源の利用方法や活用 | 在宅看護 専門看護師 | 1回 1時間 |
2 | 在宅移行のプロセス、 在宅移行期の患者・家族の捉え方 | ||
3 | 在宅移行期の意思決定支援 | ||
4 | 多職種連携、看護職間連携 |
目的:疾患の悪化防止や異常の早期発見ができ患者の自立に向けた看護が提供できる
:在宅移行期の患者の生活を知り、適切な看護ケアが提供できる
:訪問看護の実際を知り、退院後の生活を捉えたケアアレンジや指導ができる
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | 訪問診療、訪問看護など在宅医療について 医療ケアの実際 | 在宅看護 専門看護師 | 1回 1時間 |
2 | 意思決定とは、在宅移行期の意思決定支援 倫理調整 | ||
3 | 訪問看護の実際 | 訪問看護師(外部) |
目的:皮膚・排泄ケア分野に関する学習を基礎から実践まで系統的に学習し、正しい知識と技術を習得してアセスメントと看護実践能力の向上を図る
スキンケアセミナー
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | スキンケア1 基礎 皮膚の構造と生理機能、スキンケアの基礎知識 | 皮膚・排泄ケア 認定看護師 | 同一内容2回 1時間 |
2 | スキンケア2 応用・実技 皮膚障害について、症状別スキンケア |
創傷ケアセミナー
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | 創傷治癒過程、創傷アセスメント、 創傷ケア、基礎 | 皮膚・排泄ケア 認定看護師 | 1回 1時間 |
2 | 褥瘡予防対策 | ||
3 | 創傷ケア 応用、創傷被覆材、 外用剤、症例検討 |
ストーマケアセミナー
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | ストーマとは、ストーマの観察、 ストーマ装具について | 皮膚・排泄ケア 認定看護師 | 1回 1時間 |
2 | オストメイト体験、患者のセルフケア指導 | 1回 1時間15分 | |
3 | ストーマ合併症、装具選択の基本 | 1回 1時間 |
失禁ケアセミナー
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | 看護師が行う失禁ケアとは 正しくオムツを使用するために必要な知識 オムツの種類、オムツの適切な選択と使用 | 皮膚・排泄ケア 認定看護師 | 同一内容2回 1時間 |
2 | オムツの適切な当て方 病棟でよくある困ったことを解決しよう |
目的:院内感染予防対策に必要な多角的な知識(看護ケア、微生物学、抗菌薬)を習得し、看護実践に活用する
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | 感染対策とは、標準予防策、感染経路別予防策 | 感染管理 認定看護師 | 1回 1時間 |
2 | 微生物の基礎、耐性菌、検体の採取、保管、輸送 | 臨床検査技師 | |
3 | 抗菌薬の種類、抗菌薬の投与方法 | 感染制御認定薬剤師 | |
4 | 末梢、中心静脈ライン、尿路カテーテル、人工呼吸器 | 感染管理認定看護師 |
目的:認知機能障害を呈する患者の看護に関する系統的な学習会を通して、認知症看護/せん妄ケアに対する知識の習得・看護実践能力の向上を目指す
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | 高齢者について考えてみよう! 高齢者の特徴、高齢者体験 | 認知症看護 認定看護師 | 1回 1時間 |
2 | 認知症とは、認知症の原因疾患・病態 認知症の薬物療法と非薬物療法 | ||
3 | 認知症看護に必要なアセスメントと援助技術 コミュニケーションスキル、認知症の特徴を踏まえた 生活・療養環境調整 | ||
4 | せん妄とは、せん妄ケアのポイント、せん妄事例 |
目的:摂食・嚥下に関する系統的な学習会を通して、経口摂取確立へ向けての看護ケア実践能力の向上を目指す
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | 摂食・嚥下機能について:解剖生理、 嚥下5期の各機能、嚥下障害とは | 摂食・嚥下障害看護 認定看護師 | 1回 1時間 |
2 | スクリーニング:機能評価、RSST、 MWST、FTの理解・実技 | ||
3 | 食事摂取に影響する症状の観察ポイント | ||
4 | VE:適応、方法・所見の見方 |
目的:栄養管理に関する系統的な学習会を通して、スクリーニングから栄養管理に関するアセスメント力・栄養管理の方法などについて栄養管理能力の向上を目指す
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | 栄養アセスメント:栄養療法とは、 SGAシートについて、栄養管理の適応、 症状観察ポイント | 摂食・嚥下障害看護 認定看護師 | 1回 1時間 |
2 | 経腸栄養・輸液療法について:適応 各種栄養・輸液製剤の特徴、投与のすすめ方、 投与ルート選択 | 管理栄養士 薬剤師 | |
3 | 採血データの見方:各項目の結果の解釈 | 臨床検査技師 | |
4 | 病態別栄養管理:病態ごとの特徴、管理のポイント | NST医師 |
目的:人工呼吸器管理を中心とする呼吸ケアに関する系統的な学習会を通して、人工呼吸管理を要する患者に対する看護ケア実践能力の向上を目指す
血液ガス分析結果の解釈、呼吸不全の病態6人工呼吸中の患者の看護:吸引、加温加湿、
カフ圧管理、呼吸器合併症予防のための体位管理
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | 酸素療法:酸素療法とは、適応、 デバイスの特徴と使用基準 | 急性・重症患者看護 専門看護師 | 1回 1時間 |
2 | 人工呼吸器とは①:人工呼吸器の仕組み 主なモードの理解 | ||
3 | 人工呼吸器とは➁:アラーム対応、 人工呼吸中の観察ポイント | 集中ケア 認定看護師 | |
4 | ネーザルハイフロー・NPPV:適応、特徴、 使用方法と管理のポイント |
目的:急変対応に必要な基礎知識、看護実践からの急変予測、原因を検討する思考過程、必要な技術などを系統的に学習することで急変時に円滑な対応ができる。急変時にリーダーシップが取れるスタッフの育成を目指す
内容 | 担当 | 開催回数・時間 | |
---|---|---|---|
1 | BLSの展開/実技、院内急変時フローチャートの 確認、アナフィラキシーの対応 | 救急看護 認定看護師 | 1回 1時間 |
2 | ALSの展開/実技、気管挿管介助、除細動の操作 | ||
3 | BLS・ALSの実技の復習、臨床推論、事例演習 | ||
4 | Team Steps、急変時のリーダーシップ、事例演習 | ||
5 | 成果発表 | 急性・重症患者看護 専門看護師 |