1. TOP
  2. ご挨拶

ご挨拶

内科学第三講座は食道、胃、小腸、大腸、肝臓、胆嚢、膵臓など消化器全般を診療している科です。我々は内科学会、消化器病学会、消化器内視鏡学会、肝臓学会、膵臓学会、消化管学会、大腸肛門学会などの学会認定指導施設の専門医、指導医として、北河内地区の地域診療に貢献するとともに、専門施設ならではの高度な診療を提供することを目指しています。

4月の歓送迎会

診療科の基本的理念

1、人を診る

教授 長沼 誠
内科学第三講座(消化器肝臓内科)
教授 長沼 誠
(診療現場のイメージ写真であり、実際の診療を撮影したものではありません。)

よく臓器を見ずして、人を診るといいますが、医学の進歩や専門性の確立が進み、当たり前に言われていることが容易ではなくなっています。大学の診療施設ですので、専門性を有して高度な診療を提供することは重要ですが、同時に患者さんの訴えを聞いて、その患者さんにとってベストな診療を考えていくことが大切であると考えています。

2、風通しのいい組織でありたい

風通しのいい組織

年齢や職位にとらわれず、診療や研究において自由に意見を言える組織でありたいと考えています。自分自身がやりたいことに関してはその思いを大切にして、楽しく取り組んでほしいと思います。また患者さんの診療がうまくいった時や研究で新しい知見が得られた時などは臓器の壁を超えてみんなで喜びを分かち合えるような医局でありたいと考えています。

これから入局を考えてくださっている先生方へ

当教室職員

これから当教室への入局を考えてくださっている先生方にお伝えしたいことは、当教室は症例の偏りがなくさまざまな疾患を経験することができます。大学病院ですので先進医療や難病の患者さんもいますが、市中病院としての機能も果たしており、基本的な疾患の診療に当たることできます。消化器内科が面白そうだと思う先生、研究や最先端の診療に携わりたい先生、内視鏡で一流になりたい先生、医療を変えるような研究をしたい先生、将来地域医療に貢献したい先生、当教室は幅広い人材を求めています。興味がありましたらぜひご連絡ください。

教育

研修医の日常

我々は学生や若い先生方への教育を大切にしています。講義や実習、診療カンファレンスを通じて知識や技術を教授するだけではなく、「なぜ?」と考えられる習慣や患者さんへの思いやりの精神を持てるような医師を育成することが我々の願いです。

診療

我々の診療はがん、炎症、免疫、感染、機能、代謝など多くの病態に関わっており、日常診療の疑問に答えるような研究を行いやすい環境にあります。さらに治療についても薬物療法や内視鏡治療がこの10年で大きく様変わりし、多くの疾患が治る、もしくはコントロールできる時代になっています。そして治療を適切に行うための診断能も、内視鏡診断・治療を中心に世界をリードしています。

研究

大学院生と研究室

研究面に関しては病因・病態に関する研究や多施設協同研究による臨床研究・治験などを行っています。特に内視鏡診断、治療では関西有数の医療機関として、多くの患者さんをご紹介いただいています。また難病の治療や研究にも積極的に取り組んでいます。具体的には、厚生労働省の難治性疾患克服事業による多くの研究班(難治性膵疾患調査研究班・難治性腸疾患調査研究班・難治性肝胆道疾患調査研究班・難治性腸疾患の画期的治療開発研究班・小腸潰瘍、IgG4関連疾患)に参加しており、さらに潰瘍性大腸炎、クローン病の分野では、現在新規治療法の開発に関する臨床研究や、難治性腸疾患調査研究班における診断・治療指針の作成に関与しています。

最後になりますが、これまで内科学第三講座を支えてくださっている同門会の皆様の力をお借りして、当教室をさらに発展させていければと思います。今後ともよろしくお願いいたします。