セネガル共和国への訪問

 

 

 2024年1月15日~1月21日に西アフリカ・セネガル共和国を訪問しました。

今回の訪問の目的は、2022年に本学の国際大学院1期生であるLeon Amath NDIAYE医師が留学したことを受け、首都ダカール市のCheikh Anta Diop University (UCAD) を表敬訪問することでした。

同大学は1957年、パリ大学およびボルドー大学に付属するフランス公立大学の18番目の大学として新しいキャンパスが建設され、ダカール大学の名称で設立されました。フランス領西アフリカ最大かつ最も権威のある大学であり、1987年にはセネガルの哲学者・人類学者であるシェイク・アンタ・ディオプ氏に敬意を表して現在の名称に変更されました。

UCADは医学部を有する総合大学であり、医学部は8年制で約1,000人の学生が在籍しています。日本への医師の派遣は本学が初めてであるため、本学の紹介と国際大学院制度について丁寧に説明を行いました。

 続いて、セネガル日本大使館を訪問しました。

留学生の受け入れにご尽力いただいた伊澤 修大使と面会し、本学とセネガルとの友好親善に貢献された井上一成氏(在大阪セネガル共和国名誉領事)や、現地クリニックの設立に尽力された馬場昭夫先生(本学耳鼻咽喉科)について、その経緯を説明しました。その後、大使主催の意見交換会・夕食会に招待され、大使館の中村医務官、瀧田書記官をはじめとする皆様に大変お世話になりました。

現在、UCADでは日本語教育の推進や若手優秀者の日本留学支援の活動が行われており、今後さらなる交流が期待されます。

 

 翌日は、Centre national d’appareillage orthopédique CNAO(国立整形外科機器センター)を見学しました。

駐日セネガル大使であるJean Antoine DIOUF氏の紹介により、同施設を訪問しました。CNAOは西アフリカで最先端の設備を有する医療機関であり、整形外科リハビリ、装具の研究、アスリートの訓練などを行っています。

訪問の中で、将来的に技師などの日本への留学を希望する声もあり、今後の連携について検討する機会となりました。