サン・カミッロIRCCS病院(ヴェニチア・リド島)およびベネチア大学カフォスカリ校の代表団の本学訪問と将来共同活動の協議

サン・カミッロIRCCS病院は、ヴェネツィアのリド島に位置し、先進的な神経リハビリテーションで名高い研究病院です。今回、サン・カミッロIRCCS病院の病院長兼神経リハビリテーション部門長であるティツィアーノ・サルヴァドーリ医学博士、健康医療総監のマウリツィオ・アニョレット医学博士、臨床薬剤師のダビデ・フランチェスキーニ博士、他4名は、10月8日から10日にかけて関西医科大学を訪問しました。訪問団は、バイオメディカルおよび神経リハビリテーション研究における革新的なアプローチについて共同研究の協議のために本学を訪問しました。本学を代表して、木梨達雄学長、国際化推進センターの友田幸一センター長、附属病院松田公志病院長、学長特命教授ジュゼッペ・ペッツォッティ教授、医学研究科教務部長の人見浩史教授が出席しました。

 木梨学長と松田病院長は、関西医科大学の学術および臨床活動の概要を発表し、サン・カミッロIRCCS病院のヘルスケアイノベーションテクノロジーラボから、ダビデ・フランチェスキーニ教授と主任研究者のパウェル・キーパー博士が神経リハビリテーションおよびバイオメディスンに関する最先端の研究を発表しました。人見教授とリハビリテーション医学講座の長谷公隆教授、神経内科学講座の藥師寺祐介教授と髙橋牧郎教授、リハビリテーション学部作業療法学科の種村留美教授、そして小児科の石崎優子教授もそれぞれの研究テーマを発表し、再生医療、神経疾患、作業療法、医療機器についてコラボレーションの可能性があることを強調しました。ヴェネツィア大カ・フォスカリ校の分子科学・ナノシステム学科のフラビオ・リッツォリオ教授も会議に参加し、同学科の学術分野の概要を発表しました。

 サン・カミッロIRCCS病院、カ・フォスカリ大学、そして関西医科大学の出席者は、コラボレーションのテーマ、ダブルディグリー・プログラム、基礎医学および臨床医学における学生交流など、さまざまなトピックについて詳細に議論し、MOUに基づく将来の取り組みの基盤を築きました。代表団はまた、光免疫医学研究所、総合研究施設、シミュレーションセンター、附属病院を見学しました。イタリア総領事のマルコ・プレンチペ氏と、イタリア大使館科学駐在官であるジャンルイージ・セリアーニ博士(CNR)も見学に参加しました。

San Camillo・KMU Joint Meeting
Tiziano Salvadori, M.D., Maurizio Agnoletto, M.D.
MOU between San Camillo & KMU
Prof. Flavio Rizzolio from Ca’ Foscari University of Venice