心療内科とは?
「心療内科」という文字を見てもらえれば分かりますが、心療内科は内科の一分野です。消化器内科や循環器内科と同じようにからだの病気を薬や生活習慣の改善などで治療する専門分野です。
従来の内科の分類が臓器別(「消化器内科」なら胃腸や肝臓・膵臓など、「循環器内科」なら心臓や血管など)に分類されたものであるのに対して、心療内科は病気の特徴をもとに分類されたものです。その特徴とは、からだの病気ではあるけれども生活環境や習慣、精神状態などといった幅広いものの影響を強く受けるものを専門としていることです。
どんな病気をみているの?
上にあるように心療内科は、「からだのこの部分」が専門と決まっているわけではありません。そのため、病名だけでは心療内科の専門領域かどうかわかりません。一例をあげてみると、「高血圧」という病気があります。これは循環器内科が専門とするものですが、薬を飲んでいても日常のストレスが関係してなかなか血圧が安定しないという人もいます。そういう場合に、ストレスへの対処法なども含めた治療(=心身医療)を行なっていくのが心療内科ということです。
関西医科大学心療内科の特徴
身体と心を分けずにみる心身医療を、主に内科領域の疾患を対象に行っています。身体面と心理社会面の関係性を重視し、いずれにも偏ることのない診療態度で、一人一人の患者の状態に合わせた個別の診療をこころがけています。外来診療は、初診4 単位(週)、再診17 単位(週)となっており、いずれも完全予約制です。このため初診は3 ~ 4 週程度の待ちになる事が多いのですが、緊急時は個別に対応しています。
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