総合医療センター 2002年入職
私が働く病棟には、ママさん看護師、がたくさんいます。同じくらいの年代のお子さんを持つ方も多く、育児の悩みを打ち明けあったり、情報を交換することができるので、とても助かります。また、子どもの都合で止むを得ず仕事を残して帰らなければいけないときでも、お互いに気持ちがわかる分、必要以上に気遣う心配がないのもいいところですね。現在私は副師長を勤めているので、後輩から妊娠・出産の相談をされることも。そんなときはなるべく家族の状況や希望などを聞き、私がそうであったように希望通りの出産と子育てができるように一緒に考えるようにしています。

総合医療センター 2006年入職
入職後1年目から3年目までの定期的な研修だけでなく、実地指導者や臨地実習指導者、教育担当者など、キャリアと役割に応じた教育が整っているので、看護師として着実にステップアップしていけます。教育担当者としての任期は1年が基本なので、来年以降は脳外科で働く中で少しずつ興味を持つようになってきたリハビリテーションの分野の勉強に力を入れようと思っています。
コミュニケーションを大切に、新人、シスター、実地指導者がそれぞれの役割を達成できるようにサポートしています。知識や技術だけでなく、心の込もったケアをできる看護師がどんどん育って欲しいですね。私自身も看護師として患者さんをしっかりとケア。それでいてユーモアがあり、スタッフも患者さんも穏やかな気持ちになれる看護師を目指しています。

総合医療センター 2006年入職
循環器、心臓血管外科病棟で約10年勤務する中でこれからの目標を考えたとき、「重症看護を専門的に行いたい」「GICU・CCUで働きたい」と思う自分がいました。これまでの看護師人生で循環器、心臓血管外科に関する知識や技術は身に付いていましたが、GICU・CCUでは特定の分野だけでなく、幅広い知識と看護技術が求められます。そこで目標へと向かう第一歩として、さまざまな患者さんがやってくる救命病棟への異動を選択。まだまだわからないことや、技術が追いついていない場面もありますが、自分自身の視野や可能性が広がっていることを日々実感しています。また、男性看護師の増加に伴い「男性看護師会」というものも発足しました。院内勉強会を開催して知識を共有したり、一緒に食事をして親睦を深めています。いろいろな病棟に散らばる男性が一堂に集まるので、とても活気があり楽しい時間になっています。

総合医療センター 2013年入職
入職して2年目の秋からは、所属する精神科病棟のリーダー業務に入ることになりました。その日のリーダーになると、医師をはじめ他職種と連携し、看護師に情報を共有し、時に指示を出さなければいけない場面も。それまでは自分ひとりの業務をこなすだけでしたが、リーダーを担当することで、少しずつ周囲にも目を向けられるようになってきたと思います。この経験はシスターとして新人と接する中でも活きているように思います。振り返ると私自身、新人の頃にはシスター看護師にとてもお世話になりました。だから今度は私が新人を支える番。自分のことだけでなく新人にも積極的に声をかけて、2年目を前向きな気持ちで迎えられるようにしてあげたいと思います!

総合医療センター 2012年入職
間違いは間違い、と厳しく接することもありますが、実地指導者としてまずは新人の意見を聞くことを心がけています。その際は頷きや相づちといったコーチングスキルを使用するなど、話しやすい環境がつくれるように工夫。また、すぐに答えを教えないようにし、新人看護師が自分自身で考える時間を持つようにもしています。自分の力で考え、自分の看護を実践できる。新人看護師にとって働きやすいだけでなく、働きがいのある職場にしていきたいと思っています。
看護師になって一番嬉しかったのは、患者さんから「あなたの声を聞くと、頑張ろうって元気が出てくる」と言ってもらえたこと。私自身が患者さん一人ひとりとどう向き合うべきか悩んでいた頃だったので、とても勇気と自信をもらうことができました。新人看護師にも、これから一緒に働くことになる未来の仲間にも、そんな体験をひとつでも多くしてもらいたいと思っています。
