【1S病棟】
救命救急センター
救命センター・脳卒中センターとして、ICUと一般病床を有し、重症救急患者さんを24時間受け入れています。認定看護師・PSW・各臓器別診療科と連携し、患者さんの状態変化に素早く対応し、危機的状況にあるご家族への精神的援助などを行っています。また、災害拠点病院として、被災地へのDMAT派遣を行うなど災害医療にも意欲的に取り組み、地域の救急医療に貢献しています。
【4S病棟】
小児科・消化器肝臓内科・腎臓内科・内分泌代謝内科・脳神経内科
乳幼児から老年期まで広い年齢層で、心身症や慢性疾患を有する患者さんが入院されます。病棟内には院内学級が併設され、長期入院の場合は、普通学校と同じように学習することができます。
また、糖尿病教室、透析導入では、糖尿病療養指導士や慢性腎臓病療養指導看護師が中心となり、チームで関わる医療を目指しています。スタッフ一人一人が「一番大切な人を思う心」で看護を提供しています。
【5S病棟】
消化器肝臓内科・救命科
化学療法、放射線療法、免疫治療、内視鏡治療などの専門的な治療を必要とする患者さんが入院されます。複数の診療科からなる混合病棟ですが、多職種、他部門と協同し、社会復帰や、QOLの維持・向上を目指しています。
また、肝臓病センターを併設しており、関連部門が協力して肝臓病教室は市民公開講座を開催し、肝疾患に関する相談支援などの活動も行っています。
【6S病棟】
血液腫瘍内科・呼吸器膠原病内科
化学療法・放射線療法・免疫治療などの専門的な治療や日常生活の指導を必要とする方が入院されます。血液腫瘍内科では、バイオクリーンルームを2床持ち、骨髄自家移植を行っています。輸血療法、化学療法の件数が多く、副作用症状やアナフィラキシーショックなどの重篤な状況に対応できるよう観察を密に行っています。
呼吸器膠原病内科では、免疫チェックポイント阻害薬や生物学的製剤などの新しい薬剤の学習に取り組み、生活の質を保ちながら治療を受けて頂けるよう支援しています。長期治療が必要な患者が多いため、退院後に副作用症状のセルフマネジメントが行えるよう、多職種で連携しながらケアを行っています。
【CCU・GICU病棟】
全科対応
CCU・GICUを有しており、呼吸・循環・代謝の全身管理を必要とする重症患者さんを収容するために、2016年5月に新たに開設された病棟です。不安定狭心症・急性心筋梗塞といった急性冠症候群に対しては、併設されている心臓カテーテル室での冠動脈治療が行えます。また、手術室と直結しており、侵襲の大きな外科系術後患者さんの急性期管理を始め、院内発症の重症患者さんの受け入れをしており、幅広い対応をしています。クリティカル領域における専門性の高い看護実践と、患者さん・ご家族に安全・安心な看護を提供できるようにスタッフ一同日々精進しています。
【4A病棟】
循環器内科・心臓血管外科・呼吸器外科・血管外科
4A病棟はHCUを含む循環器系と新たに開設した呼吸器外科などの混合病棟です。各診療科医師の協力を得て、計画的に勉強会を開催し、疾患や検査に関する知識・技術の向上を図っています。また、先輩と後輩が日々のケアからお互いに学びあえるような環境づくりをしています。また、チーム活動を通して患者さんとご家族に寄り添ったサポートができるよう努力しています。
【4B病棟】
産婦人科・乳腺外科・腎泌尿器外科・皮膚科
産婦人科、乳腺外科、腎泌尿器外科、皮膚科からなる女性病棟です。産前の助産師外来・両親教室の実施、産後の母児のケアの充実を目指し、母乳外来やベビーマッサージなど安心した出産・育児に繋げられるような取組を行っています。
また、混合病棟であるため、疾患の理解や様々な病期にある患者への対応が求められます。医師や看護師、各部門のコメディカルと連携をとり、患者やその家族に必要な支援をあらゆる角度から考慮しサポートできるよう努めています。
【5A病棟】
整形外科・形成外科・腎泌尿器外科・神経内科
整形外科、形成外科、腎泌尿器外科、神経内科からなる病棟です。
整形外科は、低侵襲の脊椎手術、下肢の人工関節置換術を行っています。難易度の高い手術では、術後における合併症の早期発見が必要であり、GICUと協働しながらリスク低減に努めています。術後のリハビリテーションでは理学療法士・作業療法士・言語聴覚士と共に早期離床から社会復帰に向けて関わり、ソーシャルワーカーと連携し、在宅支援・転医調整を行い、安心して自宅に帰るための支援を行っています。
神経内科は、神経難病の精査・治療目的の患者さんが多いです。不安な気持ちを受け止めながら、精査・治療が進んでいくように支援しています。
両科ともセルフケアに困難を要する事が多い疾患であるため、患者さんの動きのアセスメントを行い、安全に生活ができるよう日々スキルアップに努めています。
【5B病棟】
脳神経外科・整形外科・皮膚科・神経内科
脳神経外科・整形外科・皮膚科・神経内科からなる病棟です。脳神経外科は、脳腫瘍・脳血管障害の患者さんが多く、看護師として五感を活用し、急性期看護の提供とともに嚥下障害や失語症、機能障害への看護に力を入れています。
整形外科は、脊椎・股関節・膝関節の手術患者さんが多く、術後の機能障害改善のため、PT・OTの助言のもと、日常生活をとおしたリハビリテーションに努めています。
皮膚科・形成外科は、悪性腫瘍患者さんの手術前後の看護や化学療法看護、皮膚疾患や褥瘡に対する手術やVAC・軟膏療法、スキンケアなどチーム医療によるアプローチを重要視しています。このように多岐にわたりますが、教育体制を整え、固定チームナーシング方式を導入し、定期的な学習会を開催することで、スキルアップに努めています。
【6A病棟】
眼科・耳鼻科・消化器内科
眼科・耳鼻科・消化器内科の病棟です。
眼科は手術件数が多いですが、術後不安なく退院後の生活が送れるように、患者さんに合った丁寧な説明を心掛けています。
耳鼻科では手術や化学療法を受けられる患者さんが入院されます。患者さんが安心して退院できるよう他職種との連携を図り、看護師一丸となって退院支援に取り組んでいます。
また、消化器内科の病床は少ないですが、気づきと思いやりのスキルを磨き看護に向かっています。
【6B病棟】
消化器外科・肝胆膵外科・腎泌尿器外科・整形外科・麻酔科
消化器外科、肝胆膵外科、腎泌尿器外科、整形外科、麻酔科からなる病棟です。
悪性疾患を患う患者さんが多く、手術や化学療法などの治療期から回復期、終末期までの幅広い看護を行っています。肝臓や食道、大腸、膀胱などの侵襲の大きい手術を受ける患者さんも多く、患者さん・ご家族の心身に寄り添った看護を実践しています。
ストーマ造設患者さんに対しては、病棟内でのストーマケアチーム・WOCや地域と連携を図り、退院後もその人らしく生活できるよう、病棟全体やチーム間で情報共有し、ケアに活かしています。
【6N病棟】
精神神経科
精神疾患を抱える患者さんの身体合併症、手術目的や電気けいれん療法の患者の管理を主に行っている病棟です。一方で精神疾患の治療や休養目的の患者さんも多くいらっしゃいますので、レクリェーションや季節の行事もかかせません。ディケアーセンターを併設しており患者さん・ご家族の思いを尊重した退院支援もチームで取り組んで社会復帰を支援しています。
【手術室】
手術ルーム11室
各診療科の最新の手術導入に伴い、複雑で高度な手術や局所麻酔の小手術まであらゆる手術を含め、年間8,000件の手術を行っています。患者さんが安全に手術を受けられるように、医師やコメディカルと連携し、チーム医療を実践しています。また、不安を抱える患者さんに寄り添える看護を提供しています。
【透析センター】
透析科(病床数急性期ベッド8床、維持期ベッド30床)
透析センターは南館最上階にあり暖かな日差しの明るい空間で、腎代替療法の選択期・導入期・維持期の患者さんに病期に応じた医療・看護を提供しています。腹膜透析では看護師が中心となり自宅や施設でも安心して腹膜透析が継続できるよう地域医療連携活動に力を入れています。
患者やご家族のニーズを一番に考え、医師、看護師、臨床工学技士、看護補助者、医療クラークがチーム一丸となって安全・良質・快適なその人らしい透析ライフが過ごせるように取り組んでいます。
【外来】
地域医療の中核病院として、外来には1日約1,300人の患者さんが来院されています。地域の皆様の期待に応え、大切な人を受診させたいと思っていただけるように、信頼される医療と看護が提供できるように知識、技術の向上に取り組んでいます。
外来では、限られた時間の中で、患者さんの症状変化や治療の予測をしながら、看護介入を行い、多職種と連携を取りながら、通院中(在宅療養)の生活サポートをしていきます。