胆膵疾患センターの役割

最新の医療で、患者さまに寄り添う胆膵治療。

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主な実績

超音波内視鏡検査(胆膵)261件、内視鏡的膵胆管造影関連手技(ERCP/DB-ERCP)621件(2024年12月実績)

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特色・方針

密な連携と速やかな診断から始まる治療体系。

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Center Director Professor Masaaki Shimatani

胆膵悪性腫瘍に対して高度で先進的な医療を提供

センター長 教授 島谷 昌明

早期診断が難しく、診断されたときには根治的な治療が困難である、胆道がん・膵がん。胆膵疾患センターでは、いまだ克服されていない胆膵悪性腫瘍に対し、消化器肝臓内科、肝胆膵外科、放射線科、腫瘍内科、病理診断科など関連各科が連携し高度で先進的な治療を行ってまいります。

センター長 島谷 昌明 プロフィール

1995年:関西医科大学 医学部 卒業/2004年:関西医科大学 内科学第三講座 助手/2006年:関西医科大学 大学院医学研究科 医学博士取得/2010年:関西医科大学 内科学第三講座 講師/2017年:関西医科大学 枚方病院 消化器肝臓内科 准教授/2020年:関西医科大学 総合医療センター 消化器肝臓内科 教授

Main diseases treated

主な対応疾患

●膵癌 ●膵管内乳頭粘液性腫瘍 ●胆管癌 ●胆嚢癌 ●十二指腸乳頭部腫瘍 ●膵神経内分泌腫瘍 ●総胆管結石
●胆石胆嚢炎 ●急性膵炎 ●重症膵炎後仮性嚢胞・WON ●慢性膵炎 ●自己免疫性膵炎 ●胆嚢ポリープ ●膵・胆管合流異常
●先天性胆道拡張症 ●胆膵疾患術後の胆管空腸および膵管空腸吻合部狭窄 ●胃・十二指腸疾患術後の閉塞性黄疸・総胆管結石

膵臓がん・胆道がんを中心とした悪性疾患のみならず、胆嚢結石 (胆石) ・急性胆嚢炎や総胆管結石・急性化膿性胆管炎などの良性疾患に対しても、各関係部署と連携を図りながら、大学病院ならではの高度で質の高い医療を提供いたします。


特に、当センターの特徴として、
❶術後再建腸管(胃癌や膵臓癌の手術後)を有する胆膵疾患に対する胆膵内視鏡治療は、内視鏡治療困難例の一つとして常に挙げられますが、当院で開発した内視鏡治療法(ダブルバルーンERCP)は低侵襲な治療法であり、全国でもトップクラスの症例数と成功率を誇っています。
他院で治療が困難または不可能と言われた方でも、是非一度ご相談ください。

❷胆道・膵臓の手術は消化器外科手術の中でも極めて難しく、その手術に熟練している外科医が少ない現状があります。関西医科大学総合医療センターでは肝臓・胆道・膵臓のあらゆる手術を手掛けてきた肝胆膵高度技能指導医のもとで手術および術後補助化学療法も行っています。さらに、ロボット手術の導入も積極的に行っています。

❸手術不能な神経内分泌腫瘍に対する核医学治療(ルタテラ治療)は、国内の治療可能な病床数が不足しており、待機期間が長くなっていることも問題となっています。当センターでは、2025年よりルタテラ治療(大阪府内で6施設目)を開始すべく、着々と準備を進めています。

Increasing trend

年々、増加している膵臓癌

主な層は40代〜50代男女

膵臓がんは年々増加し、死亡者数はこの30年で8倍に増加しています。また、死因としては、肺がん、大腸がん、胃がんについで第4位。発症数は高齢になるほど増えますが、40代頃から徐々に増え、50代からは急激に増加するため、定期的に検査を受けるなど、注意が必要です。

Endoscopic treatment

胆膵内視鏡検査・治療、年間800件以上

胆膵内視鏡検査・治療の豊富な実績

膵臓や胆道の内視鏡診断・治療は、近年技術革新はめざましく、日々発展している分野であります。胆膵疾患センターでは、ERCPやEUSを用いて癌の質的診断や進展度診断など速やかに確定診断を行います。
特に、術後再建腸管を有する胆膵疾患に対しては、身体への負担が少ない、ダブルバルーン内視鏡による胆膵内視鏡治療(DB-ERCP)を全国に先駆けて開始し、年間250例以上実施しています。

ACCESS MAP

アクセスマップ

 

関西医科大学総合医療センター 胆膵疾患センター
〒570-8507 守口市文園町10番15号