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患者さんへ

 

メッセージ


整形外科学教授 齋藤貴徳

整形外科は、健康寿命と関わりの深い運動器を構成する、骨・軟骨・筋・靭帯・神経などの疾病や外傷を扱う科です。当科は脊椎外科・股関節外科・膝関節外科・手の外科・外傷の5つに分かれ、新しい医療設備およびシステムの中で先進的な治療を提供します。また、附属病院以外にも、総合医療センター(旧滝井病院)、香里病院、くずは病院を含めた関連病院と相互連携を行い、高度な医療体制を構築しています。
脊椎外科では、MISt(Minimally Invasive Spine Stabilization)の概念を取り組むことで、転移性脊椎腫瘍、化膿性椎間板炎、脊柱変形といった従来侵襲の大きい脊椎手術に対し、最小侵襲脊椎安定術を施行することができるようになりました。MISt手術により健康予後を大きく改善することができると考えています。
関節外科では、バイオクリーンルームを使用した人工関節手術をはじめ、臼蓋形成術、関節鏡手術、靭帯再建手術などを行っています。股関節疾患は通常の変形性股関節症のみならず、他施設では治療困難な高度変形、骨欠損、人工関節感染などによる難易度の高い疾患に対しても人工関節を用いた治療を行っています。また、変形性関節症の進行していない初期の臼蓋形成不全の症例に対しては臼蓋形成術を、股関節唇損傷やFAI(Femoroacetabular impingement)に対しては股関節鏡手術を行っています。膝関節疾患は靭帯再建術、関節鏡手術、骨切り術、人工関節手術を使い分け、除痛と機能回復に務めています。
手の外科では、外傷、肘・手関節・手指の変形疾患、先天異常、麻痺手・末梢神経などを多岐に扱い、顕微鏡手術も含め、機能性と外観に優れた手術を行っています。
また、附属病院は三次救急に指定されており、高度救命救急センターに搬送された重度四肢骨盤外傷や脊髄損傷等に対して、救命救急医と連携し緊急手術などの治療にも対応しております。