当教室の方針
関西医科大学 脳神経外科では、「最先端の脳神経外科治療と未来に繋がる医学研究」を目標に教室員が力を合わせて日々研鑽しています。
主任教授 埜中正博からご挨拶
関西医科大学脳神経外科学講座のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。私たちの講座は1966年に開設され、長い歴史と伝統を誇ります。2024年4月より、私、埜中が担当させていただいております。
脳神経外科は、脳腫瘍、脳卒中などの脳血管障害、頭部外傷、てんかん、小児の先天異常など、脳や神経に関連するさまざまな疾患を診断・治療・研究する専門分野です。当講座では、特に高いレベルの手術教育に力を入れており、手術室での指導はもちろん、術前シミュレーションや動画を活用した最新技術によるトレーニングを行っています。未来の脳神経外科のリーダーを育成するため、日々努力を重ねています。
また、研究面では、臨床現場の問題解決に根ざした研究を重視しており、膠芽腫をはじめとする悪性脳腫瘍や脳脊髄の先天異常といった難治性疾患に対するトランスレーショナルリサーチを推進しています。これに基づく基礎研究も奨励しており、より良い治療法の開発に取り組んでいます。
当科では、ナビゲーションシステムや内視鏡手術、術中神経機能モニタリング、覚醒下手術といった最先端技術を駆使し、患者さんの神経機能を最大限に温存し、安全かつ確実な手術を実施することを目指しています。特に脳血管障害においては、開頭手術と血管内治療の専門家が協力し、最適な治療方法を選択しています。
もし、頭痛や視力の低下、歩行障害など、気になる症状がある方は、一度専門医の診察を受けていただくことをお勧めします。気軽にご受診ください。紹介状の無い方は選定療養費がかかりますが、受診は可能です。皆様の健康を全力でサポートいたします。