略歴
平成20(2008)年 関西医科大学卒業 済生会泉尾病院入職
平成23(2011)年 関西医科大学入職
平成25(2013)年 日本医学放射線学会 専門医取得
日本核医学会 専門医取得
日本医学放射線学会 診断専門医取得
平成27(2015)年 大学院卒業、医学博士取得
令和5(2023)年 第一子出産、育児休暇6ヶ月取得後、現職場に復帰
受賞歴
平成24(2012)年4月 第71回 日本医学放射線学会総会 CyPos賞Bronze Medal 受賞
平成25(2013)年5月 関西医科大学 櫻根啓子賞受賞
平成28(2016)年10月 第132回 関西医科大学学内学術集談会 医学会賞(奨励賞)受賞
平成29(2017)年4月 第76回 日本医学放射線学会総会 CyPos賞Silver Medal 受賞
平成29(2017)年7月 第2回Advanced Medical Imaging 研究会大会長優秀賞受賞
令和5(2023)年6月 関西医科大学 第2回女性医師奨励賞(アプリコット賞)教育部門受賞
学会活動
平成22(2010)年4月 日本医学放射線学会 一般会員 (No. 13769)
平成22(2010)年11月 日本核医学会 一般会員 (No. 13225)
平成30(2018)年4月 腫瘍核医学診断治療セミナー 世話人
平成31(2019)年9月 本磁気共鳴医学会 一般会員 (No.10474)
令和2(2020)年9月 New clear imaging conference 世話人
勤務状況・仕事内容
復帰後はフルタイム勤務ですが、当直は免除してもらい、病院勤務と研究を行っています。病院では主に画像診断・核医学を担当し、もっと患者や診療科の先生たちの役に立てないかを日々模索しています。研究では核医学治療の基礎研究をしています。
研究活動
臨床研究では画像解析を主に行っています。診療科と共同研究をすることも増えていて、とても面白いです。基礎研究では放射線治療と化学療法の相乗効果を模索し、また放射性同位元素を使った治療法に関する研究をしています。これらもとても楽しいです。
仕事と生活の両立について工夫していること
夫と家事・育児の分担を行うことと睡眠時間はできるだけ確保すること。両親や親戚が遠いので、育児に関しては保育園やベビーシッターの方にたくさん助けてもらっています。
女性医師が放射線科で働くことの魅力
放射線科の仕事は、たくさんの画像を見て判断するので、少し独特な集中力や体力が必要かもしれません。でも、静かな環境で本や資料に囲まれて落ち着いて仕事ができます。いろいろな診療科の先生とカンファレンスをしたり、技師さんたちと検査について意見を交わしたりと、たくさんの人と関わる機会も多く、毎日がとても充実します。さらに、男女関わらず経験や知識をつけることが重要なのでベテランになってもますます楽しめる仕事で、一生を通じて働ける魅力的な科だと思います。
女性医師へのメッセージ
歳を重ねる中で、何事も形になるまでには時間がかかるものだと実感しています。仕事や研究も最初は難しく感じることが多いですが、少しずつでも理解が深まると、それが楽しくなる瞬間が訪れます。私自身、いまだに焦ることもありますが、他人と比べるのではなく、何かに夢中になっていると、気づけば周りの景色が明るく見えることが増えてきました。また、よく「仕事は大変!」という話を耳にしますが、振り返ると、仕事に全力で打ち込んでいた時期もとても充実していましたし、今のように育児と仕事を両立している生活も、楽しいものです。後悔がないように、憧れや夢に挑戦して欲しいと思いますし、私もそれを支援できる人間になりたいと思います。