関西医科大学整形外科教室では海外留学や外国人医師を迎えいれ、国際交流も盛んに行っています。
また、欧米を中心とした国際学会での発表を積極的に行い、国際人としての教育も行っています。
AO Trauma (1958年スイス創設の骨折治療の外科的科学的財団、現在の骨折手術治療方針の世界基準)のFellowshipへ応募し合格したことでイギリスのNewcastle upon TyneにあるThe Royal Victoria Infirmaryへの渡航が許可されました。
これをきっかけに2016年4月からの4か月間、ロシア、イギリス、ドイツの3か国5施設へ四肢骨盤外傷を学ぶ臨床留学へ行かせていただきました。 ロシアのクルガンではリング型創外固定器の発祥の地であるイリザロフセンターで骨折治療に加え感染(骨髄炎)、偽関節、骨延長などの治療について、イギリスのSt George’s Hospital(London)、The Royal Victoria Infirmary(Newcastle upon Tyne)、The Royal Infirmary of Edinburgh (Edinburgh)、ドイツのder Johannes Gutenberg-Universität Mainz(Mainz)では年間約3000〜4000例の骨折症例を扱う外傷センターで骨折手術治療のみならず日本とのシステムの違いについても学ぶことができました。 良いと感じたものは積極的に取り入れて今後の日本での外傷治療に役立てていこうと思います。
(平成28年、矢倉医師)
2011年4月から1年間、「関西医科大学高度医療人育成制度」にて欧州臨床留学の機会を得ました。
当初はフランス、英国、スイス、オランダの4カ国に行く予定でしたが、滞在中知り合った先生からも紹介していただき、ドイツ、米国を含めた12 施設の各国を代表する股関節外科医の手術を見学することができました。(平成24年、おおえ医師)