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神経難病医学講座教授に就任して
神経難病医学講座 髙橋牧郎
このたび令和5年4月1日より新設されました寄附講座、神経難病医学講座の教授を拝命いたしました。本講座は脳神経内科 薬師寺祐介主任教授の御尽力のもと幅広い脳神経内科疾患の臨床教育、研究に対応するため創設されました。現在臨床は脳神経内科とともにさせていただいております。私は平成5年京都大学医学部を卒業し、京大病院、天理よろづ相談所病院、住友病院で研修、専門医取得後平成11年に京都大学大学院に帰学しました。 大学院在学中に神経病理を学ぶため米国NY州アルバートアインシュタイン医科大学に留学、帰国後は東京大学薬学系大学院でパーキンソン病、アルツハイマー病のショウジョウバエモデルを作成、病理生化学的解析を行いました。平成16年より米国マウントサイナイ医科大学で進行性核上性麻痺の脳病理、生化学的解析、その後フロリダのメイヨークリニックで培養細胞を用いたパーキンソン病の原因蛋白α-シヌクレインの研究を行いました。平成18年に帰国後は北野病院で臨床に戻り、平成21年には京都大学助教として大学院生の指導を行い、その後済生会中津病院、大阪赤十字病院、北野病院の3つの病院の主任部長を経て関西医大に参りました。まだ右も左もわからない状況ですが、皆様のお役にたてますよう神経難病の臨床、教育、研究に邁進していく所存です。どうぞよろしくお願いします。