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総合医療センター
パーキンソン病は動作緩慢、歩行障害、振戦などの運動症状が日常生活動作や生活の質に影響を与える疾患ですが、薬剤によって症状の大きな改善が期待できます。患者さんの生活の質をあげ、家族の介護負担を減らすために、パーキンソン病を早期に診断するために、金曜日午前に「転ばぬ先の杖外来*」を行っています。この外来受診対象者は、当科で作成したパーキンソン病に伴いやすい非運動症状(REM睡眠異常、嗅覚障害、便秘など)と運動器症状に関する質問形式のアンケート(転ばぬ先の杖外来ホームページより取得でき、外来受診者にも案内しています)に答えていただいた方です。神経メラニン画像や核医学検査を用いて早期診断を行います。また、脳神経内科では高齢の他科入院中の患者さんで、承諾をいただいた方のパーキンソン病回診を行っており、回診でパーキンソン症候を認めた希望者の受診も受け付けています。パーキンソン病関連疾患の早期診断により、患者さんの生活の質をあげ、介護者の負担を減らすことに力をいれた診療を行っています。
* 転ばぬ先の杖外来
https://www.kmu.ac.jp/takii/visit/special_foreign/detail/parkinson.html