献体とは

献体とは、医学・歯学の大学における解剖学の教育・研究に役立たせるため、自分の遺体を無条件・無報酬で提供することをいいます。
(日本篤志献体協会より)

「自分の死後、遺体を医学・歯学の教育と研究のために役立てたい」とこころざした人が、生前から献体したい大学に名前を登録しておき、亡くなられた時、遺族あるいは関係者がその遺志にしたがって遺体を大学に提供することによって、はじめて献体が実行されることになります。

献体の意義

「自らの遺体を提供することによって医学教育に参加し、学識・人格ともに優れた医師、歯科医師を養成するための礎となり、医療を通じて次の世代の人たちのために役立とうとすること」

今日ほど「医の倫理」が強調され、「良医」の育成が強く要望されている時はありません。「よりよい医師・歯科医師になる為に、自分の身体をつかって十分に勉強してください」という願いを込めて献体されたご遺体によって学ぶことにより、医師・歯科医師を志す学生は医学の基礎をなす解剖学の知識を習得すると同時に、献体に対する感謝の気持ちと、故人の期待に応える責任を持つなど、大きな精神的教育を受けています。

さらに学生の解剖学実習だけではなく、近年では飛躍的な医療技術の進歩に対応するために現役の医師に、高度な解剖学的知識や医療現場でその知識を適切・的確に適用する能力が求められます。このような医療技術の向上にも大きく貢献します。

関西医大白菊会に入会するには

関西医大白菊会へ入会するには、ご本人の意志で入会を希望したうえで、次の条件を満たしている必要があります。

1. ①　2名のご家族(ご親族)の同意が得られること。
   　　【ご親族＝3親等以内かつ20歳以上の方】※3親等の詳細はこちら


2. ②　ご入会時点で年齢が満50歳以上であること。
   　　「入会申込書」へ必要事項を記入したうえ、関西医大白菊会会長及び副会長との面談を経て、入会となります。
   　〇入会のしるべとして「しらぎく」を発行しております。
   　　献体や解剖に関する詳細や諸行事等が記載されておりますのでまずはご一読ください。
   　　「しらぎく」はこちらからダウンロードできます。
   　　「しらぎく」冊子をご希望の方は、関西医大白菊会（072-804-2868）までご連絡ください。
   
   
   　〇入会申込書(PDF)はこちらからダウンロードできます。
   　　※面談には予約が必要ですので、申込書の記入後、関西医大白菊会（072-804-2868）までご連絡ください。
   　　面談の際に、入会申込書は持参していただきます。

献体の手続きについて

会員様にご不幸がありました場合、ご遺族の方々のご協力により故人のご遺志である「献体」が実行されます。その際、次のことをご遺族の方にお願いすることになります。

1. 1. 大学への連絡
   　① 会員番号、会員様のお名前
   　② 死亡日時、死亡場所
   　③ 葬儀の有無
   　④ 大学へご遺体をお引渡しいただける日時、場所
   　⑤ ご遺族の代表者のお名前、ご連絡先、会員様との続柄


2. 2. 必要書類・物品の準備
   　① 死亡診断書のコピー
   　② 火葬許可証
   　③ ご遺族の代表者の認印


3. 3. お迎え(以下の書類にご記入いただきます)
   　① 解剖及び火葬に関する遺族の承諾書
   　② 遺骨返還・大学納骨の確認書

問い合わせ先

関西医大白菊会事務局

電話　　　072-804-2868
受付時間　【平日】午前9時~午後5時
　　　　　【土曜日】(第2・4を除く)午前9時〜午後1時
　　　　　※夜間・休日は関西医科大学附属病院の事務当直（072-804-2812）
メールアドレスshiragik@hirakata.kmu.ac.jp
［所在地］〒573-1010大阪府枚方市新町2丁目5番1号
　　　　　関西医科大学医学部棟1階法人事務局