男性重度尿失禁外来(診察の流れ)
治療前の検査
問診票
QOL評価票
排尿日誌
超音波検査
パッドテスト
膀胱鏡検査
このほか、手術により失禁の改善が期待される方には、手術を行う部位(会陰部)に感染症をお持ちでないかを診るために皮膚科を受診して頂きます。また、全身麻酔下で手術を行うために必要な検査を受けていただきます。
治療・手術に関する詳しい説明は実際の診療で担当医が行います。
治療経過
- 数日間の入院が必要です。
- 全身麻酔で行い、手術時間は2時間程度です。麻酔や準備の時間を含めると4時間程度です。
- 会陰部(肛門とペニスの間)と鼠径部を切開して人工尿道括約筋を埋め込みます。
- 創部の安静のため、膀胱にたまった尿を体外に出す尿道カテーテルを入れます。
- 手術の翌日に尿道カテーテルを抜きます。
- 翌日から食事歩行をしていただきます。
- 退院前に人工尿道括約筋の作動方法などの説明と確認を行います。
手術直後の状態について
実際に人工括約筋を作動させるのは、創部の回復を待って術後約6週間後から行いますので、術後しばらくは術前と同様に尿失禁が生じます。
術後は尿道のびらん、感染、機器のトラブルなどに注意しながら経過観察を行います。
6週間後の外来通院時に人工括約筋の作動を開始します。
退院後
- 人工括約筋の使用は創部の回復を待って術後約6週間後から行います。
- 術後の状態を把握するため、問診票の記載を再び依頼しますのでご協力をお願いします。
外部リンク『尿漏れ対策.com』