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「全身状態評価、管理を学ぶことができたと思います」

私が救命科研修で学んだことは多くありますが、主に興味が深まったのは循環動態についてです。
まず第一に、研修期間中に折に触れて心臓超音波検査を自ら行い評価することで、即座に対応することの重要性を知りました。ICUに入院している患者の多くは輸液管理下であり、溢水や脱水に傾く可能性は常につきまといます。その時々で超音波検査にて評価することにより適切な輸液管理を行うことが可能です。初期診療の必要性に伴い大量輸液を行うことも多く、心不全の評価も大事な要素であり、循環器の先生方に評価して頂くこともありますが、基本的には自科で完結することができるのは救命科の長所であると思われます。
循環動態を安定させようとすると最終的には全身の評価が必要となります。呼吸不全、電解質異常、ホルモン分泌異常、感染症など様々な因子が循環に影響し、それらの要因がどの程度現状に影響しているかの評価も行い対処することで、最終的には全身状態の改善につながるのだと考えます。
研修期間という短い時間の中で、稚拙ながらに循環動態の評価について学んだことで、全身状態評価、管理を学ぶことができたと思います。

佐々木 梨紗Sasaki Risa

出身地:
愛知県名古屋市
出身大学:
関西医科大学医学部
卒業年:
2015年

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