京阪PDネットワーク春のセミナーPD看護基礎コースを開催しました
2018.06.04
2018年5月31日 京阪PDネットワーク春のセミナーPD看護基礎コース「学ぶ!体験する!役に立つ!腹膜透析について一緒に学びませんか?」を開催しました。今回は、初めてセミナーに参加される方や、これからPD業務をされる予定の方、PDに興味がある方に基本的なPDの知識をを得ていただき、4社のメーカーのPDデバイスを体験していただけるようセミナー企画をしました。
まず、関西医科大学総合医療センター 腎臓内科科長 菊池早苗医師から、『腹膜透析治療とは』について、ご講演いただきました。冒頭に正常な腎臓の働きについて、慢性腎臓病(CKD)になるとどうなるのか、3つの腎代替療法(血液透析・腹膜透析・腎移植)の説明とそれぞれの療法の特長、腹膜透析の原理、合併症と対策、PET試験(腹膜平衡試験)など基本的なPDの知識だけでなく、腎不全治療全域の内容の濃いご講演内容で、大変わかりやすく教えていただきました。
次に、 門真クリニックあいわ診療所 城戸江利花看護師に『腹膜透析看護の実際』をご講演いただきました。バック交換、出口部ケアの方法、患者指導におけるポイントや、「PD事件簿」と題した実際のトラブル事例、そして、PD看護師の役割と心構えについて丁寧にそして楽しく教えていただきました。
4メーカー(バクスター、ジェイエムエス、テルモ、日機装)のご協力を頂き、各社の機器を展示、参加者の皆さまに実際にバック交換やデバイスの接続を体験していただきました。参加者数は61名で、触って見て体験する盛況な会となりました。次回は、11月の開催は、PD応用編として、PDカテーテル留置術と出口部ケアについてを予定しています。
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