慢性腎臓病(CKD)とは
■慢性腎臓病(CKD)とは
なんらかの原因で腎臓のはたらきが悪くなり、体内の老廃物が排出できなくなる状態を『腎不全』と言います。急激に発症する場合もありますが、ほとんどが数か月から数年という長い期間をかけて、腎臓の機能が少しずつ低下して起こります。このよう腎不全に進行する予備群を慢性腎臓病(Chronic Kidney Disease)と総称しています。
慢性腎臓病は、肥満、高血圧、糖尿、など成人病が増悪因子となり、自然に治ることはなく、またたとえ治療薬を飲んでいても、生活習慣の改善しなければ、どんどん進行するおそれがあります。そのためかかりつけ医と相談して、一度専門医を受診しましょう。その後も定期的に検査を受け、早期からの進行抑止が重要です。
■慢性腎臓病(CKD)の病期
参考:日本腎臓学会編「CKD診療ガイド」(2012)より引用、改変
※症状および各ステージと治療法には個人差がありますので、くわしくは専門医等にご相談下さい。
■末期慢性腎不全(CKDステージ4.5)の治療法
慢性腎臓病(CKD)が進行して腎不全になると体内から老廃物を除去できなくなり、最終的には透析(血液透析・腹膜透析)や移植が必要になります。