4F病棟
整形外科、耳鼻咽喉科、小児科の混合病棟で、乳幼児から老年期まで幅広い年齢層の患者さんが入院しています。小児科は2型糖尿病、川崎病、喘息や市中感染症など緊急入院が多く、患児およびご家族を含め、安心して入院生活が送れるように、また退院後の育児相談などを含め、患児・家族に看護を提供しています。整形外科、耳鼻咽喉科は手術を目的とする周術期の患者さんが多く、入院時から退院を見据え、理学療法士、作業療法士等と連携し、在宅での生活を考慮した支援を行い、安心して退院ができるように看護を提供しています。
5F病棟
消化器外科・腎泌尿器外科・皮膚科の混合病棟です。
悪性疾患の患者さんが多く、手術や化学療法などの治療期から回復期、終末期までの幅広い看護を行っています。人工肛門造設や排尿障害を伴う患者さんには、皮膚・排泄ケア認定看護師や排尿ケアチームと連携を図っています。身体だけでなく精神的な苦痛を軽減できるように看護を提供しています。また、その人らしく生活できるよう望む療養先へと繋げるために緩和ケア認定看護師や地域とも連携を図りながらケアしています。
6F病棟
内科と眼科の混合病棟です。内科は循環器・消化器・血液呼吸器・代謝性疾患等の急性期から慢性期の看護を行っています。眼科は白内障・緑内障・硝子体などが中心で、短期間で元の生活に戻れるように支援しています。慢性疾患の患者さんには、疾患を抱えながら日常生活ができるように支援しています。入院前から患者さんの生活状況を把握し、患者さんやご家族を含めた退院後の支援をしています。認定看護師や特定看護師とともに、専門性の高い総合的な内科疾患の看護を提供しています。
7F病棟
婦人科、乳腺外科、内科など複数の診療科の女性病棟です。女性特有の疾患の看護や女性としての役割やボディイメージの変化など、身体面だけではなく、精神面へのサポートも考慮した看護を提供しています。10代から90代と幅広い年齢層の患者さんが入院しており、内科では糖尿病や腎不全・心不全など多様な患者さんの看護をしています。患者さん一人ひとりが何を大切に、どう生きたいと願っているのか、患者さんの気持ちや思いを支援しています。また、多職種、他部門と協働し社会復帰、QOLの維持・向上を目指しています。
手術室
手術室は、3室あり、年間約2800件の手術をしています。患者さんが安心して手術が受けられるよう、術前・術後訪問を通して、患者さんの個別性に合わせた手術看護を提供しています。また、特定看護師は麻酔科医師と協働して、安全に麻酔、手術が遂行できるように務めています。多職種連携では術後疼痛管理チームがあり、麻酔科医師や薬剤師、専任看護師、病棟看護師と連携し、患者さんに寄り添った術後疼痛ケアを提供しています。
腎臓病センター
腎臓病センターは、入院患者の緊急透析から外来維持透析を行っています。透析治療を安心して受けていただけるように、医師、看護師、臨床工学技士、看護補助者がチームで協働しています。看護師は、患者さん個々に合わせて日常生活指導や透析についての指導や教育などを実施しています。また糖尿病性腎症の患者さんが多く、合併症予防のためフットチェックや足病変の早期発見、進行予防に努めています。自宅で安心して生活ができるように、地域のケアマネジャーとの連携を密にし、患者や家族に寄り添った看護に取り組んでいます。
外来
外来は、紹介状がなくても受診できるため地域住民が受診しやすく、1日約800人の患者さんが受診されます。外来看護師は、患者さんの症状に合った診療科の選定や緊急性などのトリアージをして診察がスムーズに受けられるように繋いでいます。また、大学病院としては数少ない夕方診療を行っており、病気を持ちながら就業している患者さんの急な体調不良や、仕事帰りの方が受診しやすくなっています。救急患者も受けており、看護師は幅広い診療科の患者さんに寄り沿いながら、安心して在宅に戻れるように外来看護を提供しています。