教授挨拶
皆さま、はじめまして。関西医科大学眼科学教室の代表を務めております今井尚徳です。
当教室の活動や理念にご興味を持ち、ご覧いただけることを大変嬉しく思います。
「見える」という感覚は、人生の質を大きく左右する重要なものです。
そして、この感覚は視力だけで成り立つものではなく、「見える範囲」「色合い」「立体感」「コントラスト」など、実に多くの要素が組み合わさって成り立っています。
この大切な感覚を疾患によって失うことへの恐怖は、健康な時には気づきにくいものですが、疾患を患った後に重くのしかかることが多くあります。しかしながら、医学は弛まぬ進歩を続けており、これまで不治とされてきた疾患も、最新の薬剤や技術によって治療可能になるケースが増えています。
また、これまで「視力」を守ることが精いっぱいであった疾患においても、その他の視覚要素をできる限り守る治療が進んでいます。
そのため、当教室では、患者さまの「見える」を視力だけでなく、できる限り多くの要素を守りながら確保し、より良い生活を支えることを使命とし、網膜硝子体、緑内障、角膜、白内障、ブドウ膜炎、神経眼科、斜視弱視など、幅広い領域で先端的な診療と研究を行っています。
また、若手医師の育成にも力を注いでいます。なぜなら、医療と眼科学を進歩させ、将来にわたり患者さまにさらなる良好な視機能を提供するためには、若手医師の活躍が不可欠だからです。
全国有数と自負する当教室の教育システムを十分に活用すること、そして、国内外の研究機関や医療機関と連携することで、幅広い症例を経験できる環境を整えることで、次世代を担う眼科医を育成しています。
長い歴史と実績に支えられた関西医科大学眼科学教室は、伝統を継承しながら、時代のニーズに応え、さらに未来を切り拓く挑戦を続けています。
このホームページでは、当教室の取り組みや理念をより深く知っていただける内容をお届けしています。
ぜひ最後までご覧いただき、関西医科大学眼科学教室にご関心をお寄せいただければ幸いです。
関西医科大学眼科学教室 主任教授 今井 尚徳