当院では、以下の 臨床研究を実施しております。この研究は、通常の診療で得られた記録をまとめることによって行います。このような研究は、文部科学省・厚生労働省の「臨床 研究に関する倫理指針」の規定により、対象となる患者さんのお一人ずつから直接同意を得る必要はないとされていますが、研究内容の情報を公開することが必 要とされています。この研究に関するお問い合わせなどがありましたら、以下の「問い合わせ先」へご照会ください。
研究課題名
人工膠質液使用と術後急性腎傷害の関係についての検討
研究機関
関西医科大学附属枚方病院麻酔科
研究実施期間
院内臨床研究審査委員会承認~
研究代表者
梅垣 岳志(麻酔科・助教)
研究資金
本研究に必要な資金はございません。
利益相反
本研究に携わるすべての研究者はいかなる利益相反も有していません。
研究の目的
消化器外科手術患者を対象にhydroxyethyl starch 70/0.5または130/0.4と術後の急性腎傷害(acute kidney injury; AKI)の関係について後向きにcase-control研究を行うことを目的としています。
研究の意義
手術中の人工膠質液使用と術後急性腎傷害に対する関係性を示し、手術時の輸液・輸血管理における人工膠質液使用の判断基準の一つになることが期待されます。
研究の方法
- 対象となる患者さん: 2011年1月1日から2014年6月30日の間に当院で消化器外科手術を受けられた方。
- 利 用するカルテ情報:年齢・性別・人工膠質液使用量・慢性腎臓病 stage、American Society of Anesthesiologists physical status (ASA-PS)、body mass index (BMI)、術前から術後7日目までのCre値、術前eGFR、手術経路、手術部位、手術時間、出血量
患者情報の取り扱い
カルテから、お名前、住所など、患者さんを直接同定できる個人情報を削除した上で、上述の情報のみを残したデータを用いて解析します。
*上記の研究にカルテ情報を利用することをご了解いただけない場合は、以下にご連絡ください。
問い合わせ先
大阪府枚方市新町2丁目3番1号
関西医科大学附属枚方病院麻酔科 担当医師 梅垣 岳志
電話 072-804-0101