関西医科大学 耳鼻咽喉科頭頸部外学講座

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疾患紹介03

耳科診療紹介

 当院での耳疾患に対する役割は最先端の医療の実践や難治性疾患の加療にあると考えております。手術加療を例にあげますと、耳科内視鏡手術による慢性中耳炎/中耳真珠腫の軽症例に対する低侵襲手術、人工聴器(人工内耳・埋め込み型骨導補聴器)の導入、そして耳科頭蓋底手術による従来では根治手術が困難であった症例(側頭骨グロムス腫瘍・メニエール病・顔面けいれん等)に対する根治的加療を行っております。

 より専門性の高い特殊外来も充実させており、以下にその特徴を示します。

・耳鳴・難聴外来

 主にTRT (耳鳴順応療法)を行っており、耳鳴の発生機序の理解を含めたカウンセリングや耳鳴生活指導、外来音や補聴器を用いる複合的な治療を行なっています。また、突発性難聴などの重度の急性感音難聴に対して全身ステロイド投与に加え、ステロイド鼓室内注入やプロスタグランジンE1の点滴も行っております。

・めまい外来・耳管外来

 めまい外来では画像・脳神経機能検査に加え様々な平衡機能検査によりまず鑑別診断をし、難治性メニエール病に対してはゲンタマイシン鼓室内注入療法や手術も含めた総合的な治療も行なっております。耳管外来では治療が難しいとさている耳管開放症について、その診断と治療に取り組んでおります。

・中耳(側頭骨外科)外来

 主に耳科・側頭骨手術の術後外来となります。具体的には再発の可能性のある真珠腫性中耳炎や聴神経腫瘍・外耳道癌などの側頭骨腫瘍を対象としております。


疾患と専門外来のご紹介

 当講座が手がける各種疾患と、専門外来の内容をご紹介いたします。

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