2024.09.18
2010年4月卒後臨床研修センターの1部門として「看護実践支援部門」が設置されました。
以降「社会に貢献できる医療人の育成」「大学病院の高度医療に対応できる看護師の育成」「看護職員の教育の
一元化及び体系化」の3つの目標を掲げ、在職するすべての看護職員の継続教育の一元化と体制整備を図り、
看護実践能力の向上、より質の高い看護を提供するために活動してきました。看護キャリア開発センター開設後の
当部門活動は、附属4病院の教育担当看護副部長や師長、看護学部の教授や准教授を中心に、卒前と卒後の新人から
管理者までの経験や役割に応じた多彩な教育研修を担い、看護職員一人一人の能力開発を生涯にわたり支援しています。
教育・研修・看護実践支援部門
部門長
安本 マリ
香里病院看護部長
医療を取り巻く環境は、少子超高齢化の進展、医療技術の進歩および医療提供の場の多様化により大きく変わっています。また、看護職員も活躍の場も拡がり役割拡大が求められている中、新人看護職員は専門職業人として第1歩を踏み出し、臨床実践能力を身につけ、社会的責任や基本的な態度を習得することは極めて重要です。
2009年7月に「保健師助産師看護師法および看護師等の人材確保の促進に関する法律」が改正され、2010年4月から新たに業務に従事する看護職員の臨床研修等が努力義務となりました。本学では、2010年に「社会に貢献できる医療人の育成」「大学病院の高度医療に対応できる看護師の育成」「看護職員の教育の一元化および体系化」を目指し、卒後臨床研修センターに「看護実践支援部門」が設置され、附属3病院における継続教育の一元化とクリニカルラダーによる教育体制を整備しました。
2021年4月には、「看護キャリア開発センター」の1部門として、看護学部との連携を強化し看護実践能力の向上、より質の高い看護の提供を目指し、看護管理者の育成にも注力し看護職一人一人の能力開発を生涯にわたり支援する組織として体制強化に努めております。
2020年1月に発生した新型コロナウイルス感染症対策により、看護学生は臨地実習が制限されリアルな実践の場で患者や他職種との関係を築く機会が少なく、新人看護職員には今まで以上にリアリティショックへの対応とメンタルヘルスケアが重要です。今後はwithコロナ時代に向けた新たな体制を構築し、今後も変化に対応できる看護職員の育成に取り組みたいと思います。
2024看護実践研修年間プログラム.pdf
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2024.06.17