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看護師特定行為研修部門

専門・認定看護師活動支援部門

未来の医療を支える「特定看護師」

 

特定行為研修は、看護師が手順書により特定行為を行う場合に特に必要とされる

実践的な理解力、思考力及び判断力並びに高度かつ専門的な知識及び技能の向上を図るための研修です。

部門長挨拶

看護キャリア開発センター⻑

特定行為研修部門 部門長

島村 里香

附属病院看護部長

2015年、厚生労働省より「特定行為に係る看護師の研修制度」が施行されました。
関西医科大学附属病院では2020年4月に指定研修機関としての認定を受け、看護師特定行為研修を開講し現在、3期生40名が受講しています。この2年間で、当院の特徴を活かした独自のプログラムを作りあげてきました。
研修の領域は、厚生労働省の示した「術中麻酔管理領域パッケージ」使用し、その他は「病棟基本コース」を基本にオプションを付けた独自の組み合わせを作りました。オプションは①重症管理②ドレーン管理③血糖管理とし、重症部門や一般病棟にも対応できる研修コースの内容としています。また訪問看護ステーションに対応できる「在宅基本コース」も作っています。
2期生までの研修修了生が79名、今年度の3期生が修了すると、関西医科大学では合計119名の特定看護師が誕生します。当部門のミッションは、高齢化の進展により拡大する医療ニーズに対応し、チーム医療を推進するために、即戦力となる実務者(看護師)を養成することです。チーム医療のキーパーソンとしての役割が期待される看護師の役割拡大は、現場の医師や患者からも高い評価を得ています。
高度な知識と技術で、医療の現場に信頼と革新を与える看護師の新たなキャリアの一つとなり、専門職業人としての成長の機会として、有効に活用してほしいと願っています。

看護師特定行為研修部門の活動内容

  1. 特定行為研修の募集と選考に関すること
  2. 特行為研修教務に関すること
  3. 特定行為研修の質向上及び拡充に関する課題などの共有
  4. 特定行為研修に係る意見交換や調査に関すること
  5. その他特定行為研修管理委員会から委託された内容に関すること

特定行為研修のあゆみ

2020年度に、特定行為研修指定機関の指定を受け、1期生34名が修了しました。2021年度は総合医療センターの5名を含む39名が修了し、2022年度は附属4病院と訪問看護ステーションから受け入れました。その研修と特定看護師を支援していくのが「看護師特定研修部門」です。研修を修了した特定看護師は、臨床と地域でタイムリーな患者サービスを提供することが可能となり、その活躍が期待されます。

研修内容

・共通科目(必修科目)

科目 講義 演習 実習+評価 合計
臨床病態生理学 29 1 1 31
臨床推論 26.5 16 2.5 45
フィジカルアセスメント 17.5 8.5 19 45
臨床薬理学 32.5 11.5 1 45
疾病・臨床病態概論 37 3 1 41
医療安全学/特定行為実践 24.5 14 6.5 45
合計 167 54 31 252

(時間)

 

・区分別科目

  1. 病棟基本コース(3区分5行為:36時間)
  2. オプションドレーン管理(1区分1行為:8時間)
  3. 集中治療パッケージ+関医コース(7区分13行為:96時間)
  4. 術中麻酔管理領域パッケージ(8行為:70時間)
  5. 在宅基本コース(2区分3行為:32時間)

   ※2は病棟基本または集中治療+関医コースのみ付加可能

  • 特定行為研修の内容

  • 看護師特定行為研修概要

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<研修の様子>

お知らせ