関西医科大学香里病院麻酔科

初期臨床研修医の皆さんへのご紹介

京阪電鉄本線の香里園の駅前にある8階建てのビルが関西医科大学香里病院です。2010年(平成22年)7月に開院した新しい病院です。

入院ベッドは200床で、地域医療における急性期中核病院としての役割を果たしています。

中央手術室は3室で、年間手術総数は約3000件で、麻酔科管理症例数はおよそ800件です。麻酔科は、麻酔専門医と認定医の常勤医2名です。2012年4月より初期臨床研修医1名を受け入れ、常勤医の指導の下に麻酔科で2か月間研修して頂いています。
これまで12名の初期臨床研修医に香里病院麻酔科で研修頂きました。内容はどの研修医からも好評で、研修目標を達成して頂きました。

麻酔科管理症例の特徴ですが、消化器外科、乳腺外科、婦人科、整形外科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、眼科の手術症例が対象となります。全身麻酔で管理することが多いので、研修医の皆さんは毎日必ず全身麻酔に携わり、末梢血管確保や、気道確保(気管挿管)といった医師として必須の手技を繰り返し経験することが出来、技術を身に着けていただいています。
ICUや、CCUは当院にはありませんので、麻酔科の大きな目標は、一般病棟で安全に術後管理ができるよう、術中は質の高い麻酔管理を行うということです。このために、特に術前評価に力を入れ、術前に問題点をチェックして解決しています。術前診察には研修医に参加して頂き、一緒に評価をして麻酔計画に生かしています。
電子カルテを見ることによって医療チームが情報を共有できる環境にありますので、麻酔科管理を行うとともに、幅広く症例について学んでいただくことが出来ます。

院内で行われる医療安全や感染症、接遇などの研修会に適宜参加していただき、医師としての常識も養っていただけます。

全科が集合した合同医局ですので、他科の先生たちとのコミュニケーションも盛んです。香里病院での研修をお勧めします。